令和3年1月10日(日)  目次へ  前回に戻る

「世の中にはオロカモノ以外あんまりいないでコケ」「ぴよ」

もう明後日は平日か。会社行きたくないなあ。ああ。ぎぎぎ。と、呻吟してしまうほどである。

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為政先以扶持世教為主。

政を為すは、まず世教を扶持するを以て主と為す。

政治のシゴトは、社会の風俗とその教化を保持する、ということが第一に大切なのである。

そしてしもじものやつらは、怪しからんことだが、上にいる人を見ている。上の人が善いことをすれば「当たり前」、悪ければ「じゃあおれも真似をするか」になるのだ。

すなわち、

在上者一挙措間、而世教之隆汚、風俗之美悪係焉。

上に在る者の一挙措の間、世教の隆汚、風俗の美悪、焉(ここ)に係る。

上にいる人の、手を挙げ足を措く、その一つ一つの動作――社会の教化がうまくいくか、汚れていくか、風俗がよくなるか、悪くなるか、それらはすべてそこにかかっているのじゃ。

また、

若不管大体如何、而執一時之偏見、雖一事未為不得而風化所傷甚大。

もし大体の如何に管せず、而して一時の偏見を執れば、一事いまだ得ずと為さずとも、風化の傷むところ甚大なり。

上の人が、全体像がどうであるかにかかわりなく、いっときの偏った見方に固執してしまうと、目の前の一事はなんとかなるかも知れないが、風俗教化については甚大な損失を惹き起こすことになろう。

是謂乱常之政。先王慎之。

これ、乱常の政と謂う。先王、これを慎めり。

そういうのを常軌を混乱させる政治というのじゃ。古代の賢い王さまたちは、そうならないように気を付けたものなんじゃよ。

そうですか。

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明・呂坤「呻吟語」第161則。王さんやみのもんたさんとステーキ食って何がいけないのか、おいらは近代人なのでそんなこと気にする気はないのですが、世間がいつまでもぶうすかというのはこういうことなのである。そして、このことによって、人民どもが、如何に主権者まで昇りつめたとて、古代からも明代からも、何も進歩していないこともわかるのである。

 

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