令和3年7月28日(水)  目次へ  前回に戻る

うなぎの味思い出そうとしても思い出せないんです。味覚がおかしい?

陽性者も金メダルもどんどん増えてきました。オリパラは日本国が引き受けた以上やらないといけない・・・と思うのですが、しかし弁当四千食廃棄には驚いています。組織委員会のひと、どんな顔して「これ、廃棄しといてね」と決断したり指示したりしたんでしょうか。

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有地上之山水、有画上之山水、有夢中之山水、有胸中之山水。

地上の山水有り、画上の山水有り、夢中の山水有り、胸中の山水有り。

地上の山と水からなる世界があります。画の上の山と水からなる世界があります。夢の中の山と水からなる世界があります。心の中の山と水からなる世界があります。

以上のうち、

@  地上者、妙在邱岳深邃。

地上なるは、妙は邱岳の深邃なるに在り。

地上のもののいいところは、丘や山岳の奥深さにある。

A  画上者、妙在筆墨淋漓。

画上なるは、妙は筆墨の淋漓たるに在り。

画の上のもののいいところは、筆に含ませた墨がしたたる様子にある。

B  夢中者、妙在景象変幻。

夢中なるは、妙は景象の変幻するに在り。

夢の中のもののいいところは、色合いや形がまぼろしのように変化していく点にある。

C  胸中者、妙在位置自如。

胸中なるは、妙は位置の自如たるに在り。

心の中のもののいいところは、山や水の配置が自分の思い通りになるところだな。

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清・張心斎「幽夢影」第八十四則。例によって友人たちが集まってきて、勝手に感想を書きつけます。

周星遠:心斎幽夢影中文字、其妙亦在景象変幻。

心斎の「幽夢影」中の文字は、その妙また景象の変幻するに在らん。

心斎の「幽夢影」に書いてあることは、「夢」の世界の文章だから、やっぱり言ってることやニュアンスが、まぼろしのように変化していく点にあるようだなあ。(書いてあることをマジメに評してもしようがないな)

殷日戒:若詩文中之山水、其幽深変幻、更不可以名状。

詩文中の山水のごときは、その幽深にして変幻なる、更に以て名状すべからざらん。

詩や文の中の山と水からなる世界は、その奥深くてまぼろしのように変化すること、上の四つ以上に表現の及ばないところだろうね。(だから、心斎はこれを挙げてないのかな? 忘れてるのかな?)

江含徴:但不可有面上之山水。

ただ、面上の山水は有るべからず。

いろんなのがあっていいのだが、顔の上には山も水もいらんね。

余香祖:余境況不佳、水窮山尽矣。

余の境況は佳ならず、水窮まり山尽きたり。

わしの状況はどうもよくない。水は涸れ、山も尽き果てた、そんな状態。(借金は申し込めるかな?)

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山の中や画の中や夢の中や心の中の世界はのどかで涼しいかも知れません。どこかに夏祭りの音もするかも。しかし日常世界では、明日かなりきっつい会議があるんです。この暑いのに。

もう水窮まり山尽きてきた感もある。

 

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